王将位獲得 初の10代での5冠達成!!

ニシムラサービス唯一の見る将部のしまやんです
今日も今日とて、藤井竜王を応援します
2/11・2/12王将戦第4局がありました
すでに書いています通り、114手で藤井竜王の勝利となり4勝0敗で王将位を奪取しました
今回は渡辺王将の先手番だったのですが、1日目の午前中はお互い研究手だったようで
61手まで進みました
1日目昼食 霜降り和牛の手捏(こ)ねハンバーグ
午後からはお互い長考も入り72手目を藤井竜王封じ手にしました
1日目終了時点で形勢は互角ではあるが渡辺王将に若干寄っており
持ち時間も渡辺王将5:07、藤井竜王3:31と少し先手良しで終わっております
2日目は封じ手76歩からスタートしました
その直後の75手目、後手の銀取りを避ける手を指したのですが
AIはこれ良しとせず、形勢が互角ながら後手に振るようになりました
銀を逃げるのではなく差し出したほうが良しという人間には考えにくい手だったようです
結果的にこの手が敗着の一手になってしまいました
後の感想戦で渡辺王将はこの時はその手が悪い手だという認識はなかったが
藤井竜王は自分にいい流れが来たと感じていたようで
この棋力の差がそのまま結果に表れたと語っていました
2日目昼食 国産牛のタンとほほ肉を柔らかく煮込んだハヤシライス
その後は渡辺王将が大きく巻き返すこともなく、114手をもって投了となりました
終局後のインタビューでも全く元気がなく、かなり落ち込んでいるようでした
王将戦は他のタイトルと違い特殊なルールがあり
勝ち数差が3以上になった時には勝負自体は勝ち数の多いほうの勝利となりますが
その後も勝ち数の多いほうが香車を落として戦い続けるというものでした
正確には香落、平手を交互に繰り返して7番勝負をすべて行っていました
これを差し込みというのですが、現在の王将戦では先に4勝した時点で対局が終わるため
差し込みという制度は行っておりませんが、ルールとしては現在も残っています
また、差し込みされた側は指しこみという記録も今も残るそうです
つまり、渡辺名人はこの不名誉な記録も残すことになってしまったということです
4勝上げた時点でタイトル戦が終了するというルールになってから
名人に差し込みという記録がついたのは過去に2人しかおらず、渡辺名人が3人目となりました
渡辺名人は過去に40回タイトル戦に出ていますが、ストレート負けを喫したのは
2回だけ、その2回の相手は共に藤井竜王でした
 
藤井竜王においては、竜王・王位・叡王棋聖に続いて王将も獲得し
羽生九段の持つ22才10か月の記録を29年ぶりに更新し19歳6か月で五冠となりました
過去に5冠達成者は3名しかおらず、4人目です
翌日の記者会見で将棋を富士山に例えると、今は何合目くらいですか?という質問に
将棋はとても奥が深いゲーム。どこが頂上なのかも全く見えないので森林限界の手前というか、まだまだ上には行けていないのかなと思います
と答え、森林限界という聞きなれない言葉が一時期twitterでトレンド入りしたそうです
 
今期の対局は来月の3/9に行われる順位戦B1の最終局のみとなりました
勝てばA級に昇級し、ついに名人の挑戦権を争う舞台に立つことができます
また勝てば年間勝率5年連続8割超えとなります
負けても昇給の可能性はありますが、勝って昇級をしていただきたい
5冠達成すれば、第三者が気になるのは8冠制覇はいつになるのか?ということです
残っているタイトルは名人・王座・棋王の3つです
王座と棋王は来年度奪取する可能性はあります
名人についてはまずは先も書いたように来月の順位戦で昇級すること
来年度1年かけてリーグ戦を行いそこで優勝すれば名人挑戦となります
毎年名人戦は4月~6月位かけて行われますので、最短で来年の5月か6月に
8冠達成の可能性も残っています
またその場合、史上最年少名人ともなります
しかしそのために、今持っている5つのタイトルをすべて防衛しなければ
ならないという厳しい条件も付きますが
過去に7度タイトル戦に出場して、全てにおいて奪取防衛していますので
期待は十分でしょう
過去の勝利者写真は以下の通り
 
 

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