叡王戦第4局 終盤直前AI超え

ニシムラサービス観る将部しまやんです

今日も今日とて藤井竜王を応援します

5/28(日)に叡王戦第4局が行われました

ここまで藤井叡王の2勝1敗

藤井叡王が防衛するか、菅井八段がタイにして最終局へ持ち込むか

菅井八段の先手で始まります

44手で千日手が成立

指し直し局1回目

先後を入れ替えて藤井叡王先手で開始

持ち時間がお互い残り10分切って菅井八段が若干有利に進んでいたが

後手も先が見えなかったか、再度千日手を選択した

持ち時間が1時間を切った場合

少ないほうを1時間にして、同じ時間を足して始めることになる

2回目の千日手は藤井叡王後手持ち時間1時間、菅井八段先手持ち時間1時間6分でスタート

お互い1時間しかないので、深く考えている時間はない

ほぼ互角のまま進行し、55手目先手が5二歩と打ったところで

AIの評価値は藤井叡王に62%ほど振ることになる

解説も5二歩打ちは示していたので棋士としては考えられる手ではあったのだろうが

ここでは緩手となったようだ

藤井叡王優勢のまま迎えた68手目

菅井八段が1五歩と指したあと、後手の候補手にAIがあげてきた同角

これを見た解説の阿久津八段は「1五同角なんて人生でとったことがない」

と解説

同角はAIの示す最善手

3分ほど考慮して藤井叡王は同角とする

これには阿久津八段も驚くばかりだった

少し進んで80手目、藤井竜王92%残り4分となり

2分ほど考えて差した手は2九龍

この手はAIの示す5つの候補の中にも入ってない手

指した瞬間、AIは悪手と判定

評価値も藤井叡王38%、菅井八段62%と逆転を示した

しかしその1秒後、今度は藤井叡王99%、菅井八段1%

22手詰と修正した

詰みは王手で始まって王手で終わるため奇数を示すのが通常

偶数から始まることはない

しかし、今回は22手詰で初めて表示されたため

AIもその1つ前の手で詰みがあったことを見つけられなかったことになる

その後90手で藤井叡王の勝ちとなり、3連覇を成し遂げた

叡王はまだ新しいタイトルなので今まで永世称号はなかったが

今年に入って通算5期で永世叡王と定められた

永世獲得まであと2期となる







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