ニシムラサービス見る将部唯一の部員しまやんです
将棋界の年度は4月から3月ですが
12月ということで今年の振り返りをしたいと思います
今年度の大きな注目は2つのタイトルの防衛と順位戦A級に昇級なるか?でした
(*順位戦とは名人に挑戦するための予選のようなもので
A級でないと挑戦することができない A級になるには最低5年かかる)
タイトルにつきましては、保持していた棋聖・王位はともに防衛
王将は来年1月からタイトル戦が始まります
対戦成績(対戦相手の冠位は当時のもの)
棋聖戦 対渡辺名人 3勝0敗で防衛
特に去年までは0勝6敗であった豊島竜王との19番勝負が注目されていました
結果は11勝3敗となり、豊島竜王は持っていた2つのタイトルを全て奪取され
無冠となったことも話題になりました
実質的な現時点での強さを示すレーティングでは渡辺名人と豊島九段は
2位と3位の実力者です
この2人に圧勝したことは圧巻としか言いようがありません
名実ともに将棋界のトップに躍り出た1年となりました
順位戦につきましては現在B級1組に所属しています
13名で1年通して行うリーグ戦で上位2名だけがA級に昇級できます
この組は鬼の住みかと言われていて
そう簡単には勝ち抜けることは難しいとされています
12/3に9回目の一斉対局が行われて、それまでは2位でしたが
1位が負けたために、藤井竜王が1位に躍り出ることになりました
残り3局のうち2勝すれば確実に昇級
他の成績次第では1勝でも昇級可能なので1月に昇級が決まるかもしれません
ただ、残り3局のうち2局が2位と3位との直接対決になりますので油断はできません
以上が2021年の振り返りとなります
年明け早々王将戦が始まり、勝てば五冠となります
可能性としてはこの5つを防衛して残り2つを奪取して七冠の可能性も十分にあり
A級に昇級して勝ち抜けば名人挑戦となり、2023年5月ごろに名人奪取もあります
もしこの時に名人を取れば最年少名人を更新することにもなり
今年のA級棋士との対局を見てもほとんど勝利しているので
昇級すれば名人挑戦も十分にあると思います
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